広州の病院 デング熱患者でいっぱい
【新唐人2014年9月19日】広東省広州市ではデング熱の感染が拡大を続け、9月初旬の時点ですでに1000人以上の患者が確認されました。特に、広州市第八人民病院は連日、デング熱患者で溢れかえり、薬もベッドも足りない状況だそうです。
今年6月から、広州市第八人民病院ではすでに500人以上のデング熱患者を受け入れ、治療しました。感染を疑って診察に訪れる患者は毎日300人に上るそうです。入院用のベッドが足りないため、病院側は現在、肝炎など他の病棟のベッドまでデング熱患者の為にあけています。
現在、43歳の女性患者が重症で、危篤状態だそうです。
広州市第八人民病院 職員
「デング熱患者が多いので、ベッドが足りません。デング熱は蚊に咬まれて、感染するもので、接触では感染しません。主な症状は発熱です」
デング熱感染の拡大が見られてから、広州市の多くの病院では患者に、伝染病治療の経験が豊かな第八病院に行くよう薦めているため、第八病院は毎日患者で溢れかえっています。広東省疾病制御予防センターによると、広州市のデング熱の治療が可能な総合病院は例年より増えており、他の病院でも診察と治療は可能だそうです。
広東省疾病制御予防センター 職員
「デング熱の感染は確かに多いですね。蚊の駆除が必要です。蚊が感染者を咬んでから健康な人を咬むと感染が広がります。症状が出ると病院に行くべきです。広州市第八人民病院や他の病院でもいいです」
デング熱は、蚊が媒介するデング熱ウィルスの感染によっておこる伝染病です。感染すると高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、皮疹、出血などの症状が現れ、重症に至ると死亡する可能性もあります。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/17/a1138984.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)